人は知らぬ内に身体に穢れ(けがれ)や罪を負っています。一年の半分を過ごした6月30日に半年分の穢れを落とす神事が「夏越の祓(なごしのはらえ)」です。鞭崎神社では特別夏越の祓え祈願を随時受け付けています。
又、本殿前に茅の輪を設置しました。茅の輪は、カヤと呼ばれる細長い葉と茎を持った植物で、代表する種類にチガヤ、スゲ、ススキがあります。今年も作成された茅の輪は本格的にチガヤを使っています。
この輪を左回り、右回り、そしてもう一度左回りする事で今年半年間に身体についた穢れや罪を祓い清める事が出来ると言われています。
茅の輪をくぐるのは誰でも自由にくぐる事が出来ますので、6月〜8月の間ご家族そろってのお詣りをお待ちしています。
 本殿前には、ご家庭の玄関や神棚に飾っていただく「ミニ茅の輪」を用意しています。ご自由にお持ち帰りください。

竃(かまど)の神様

鞭崎神社で行う宵宮祭、後宮祭、五月休祭、草木祭の4祭事では、竃(かまど)で大釜にお湯をわかしお湯上げでの神事を行っています。
世界や日本各地で火災が頻発し、多くの命や財産が失われていますが、今年から竃の神様、火の神様、水の神様をお祀りし、火災や水害が起こらないよう特別に祈願する事にしました。
鞭崎神社に参拝に来られた皆様が、この竃の神様にもお詣り頂くよう祈念いたします。
★竃神=祭神・奥津日子命(オキツヒコノカミ)・奥津比売命(オキツ  ヒメノカミ)➡クドカミとも読み、畿内ではオクドサンと呼ぶ
★火神=祭神・火産霊命(ホムスビノカミ)➡全ての物を浄化する
★水神=祭神・水波能売命(ミズハノメカミ)➡火を消す、作物に水を  与え五穀豊穣を促す

鞭の奉納

鞭崎神社は八幡宮を祀り、文武必勝・除災招福・病魔退散の神として、皇室をはじめ、歴史に刻んだ数々の武将も参拝された神社です。
古く草津の湖畔一帯には立派な竹林が広がり、この竹を利用した工芸品の生産が盛んな地でありました。特に矢橋は、弓や鞍(くら)、竹根を用いた鞭(むち)、葦(よし)を利用した矢が数多く作られていて、参勤交代で行き交う武将達が東海道は草津宿で武具を買い求めたとする記録が残されています。
また鞭は、自らの命をあずけ乗馬した馬を制御するために必要不可欠な武具であるのと同時に、軍隊の進む先を指し示し、士気を高める象徴的な役割があったことからも、武運必勝・神恩加護を願い、鞭(むち)の字が神社に用いられたことは容易に想像することが出来ます。
鞭崎神社は悠久の御代、数々の祈りの誠が捧げられてきた特別な神社(勅願の宮)です。
この度、ご縁を頂き貴重な鞭をご奉納賜りましたので広く皆様に展示披露し、今後も更なるご活躍と馬の調教に携わる皆様の安全を心よりお祈り申し上げます。
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