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文化財防御訓練
鞭崎神社表門は大正13年(1924年)4月15日付けで重要文化財に指定されています。この文化財を火災から守るため、草津市では毎年市内の文化財防御訓練を順次実施しています。
今年は鞭崎神社で行うことになり、1月21日9時より草津市教育委員会歴史文化財課、草津市総合政策部危機管理課、草津市消防団、地元矢橋町自治会、鞭崎神社関係者が一体となり訓練を実施しました。
消防団は湖南広域消防局西・南消防署から消防車が出動しました。
神社関係者が火災発見、鞭崎神社宮司に知らせ、宮司が携帯電話から119番に通報、同時に火災発見者は矢橋町自治会館に通報するとともに、矢橋町婦人消防隊、矢橋町防災委員、神社関係者で消火器による初期消火活動を実施。
続いて鞭崎神社に設置している軽可搬ポンプを使い、設定した火元に放水、その後第3及び第8消防団によるきびきびした動作での消火活動訓練を実施しました。同時に重要文化財の表門を類焼から守るため、ウオーターカーテンを張りました。(この日は、大きくきれいな虹が立ち上がった)


卯年の平安願い正月に「兎絵馬」の奉納
年末24日に、矢橋町氏子の老人クラブ「矢橋帰帆クラブ寿会」の皆さまが卯年の平安を願い3枚の手作り巨大兎絵馬(大凧)を奉納頂きました。絵馬には会員の皆様が新年のメッセージを書いたカードを貼り付け願いが氏神様に確実に届くよう丁寧に拝殿横に設置して頂きました。
また、本殿前両側に中型の絵馬扇も奉納頂き、それにも願い事メッセージをしたためて有ります。(奉納絵馬は1月末には撤去されます)

拝殿天井に「大津絵」奉納
氏子様で大津絵が大変上手い方がおられます。昨年、年末に寅年大扇を奉納して頂いた時、今にも襲い来るかと思う迫力ある虎の大津絵を描いていただき、それを見た参拝者皆様が大変驚かれました。
大津絵は滋賀県大津市で江戸時代初期から旅人に手軽なお土産品、護符として描かれた仏画民芸品です。絵の題材は百数十種類あると言われています。
今年、描いていただいたのは拝殿の折上げ格天井に力作30枚です。そして、1枚は大津絵ではないですが、地元の「矢橋帰帆の常夜灯」絵1枚と、昔、菅原道真公が鞭崎神社に参拝された折に詠われた詩一首が書かれています。
自由に見ることが出来ます。ぜひ参拝の時にご覧ください。

鞭 奉納
鞭崎神社は八幡宮を祀り、文武必勝・除災招福・病魔退散の神として、皇室をはじめ、歴史に刻んだ数々の武将も参拝された神社です。
古く草津の湖畔一帯には立派な竹林が広がり、この竹を利用した工芸品の生産が盛んな地でありました。特に矢橋は、弓や鞍(くら)、竹根を用いた鞭(むち)、葦(よし)を利用した矢が数多く作られていて、参勤交代で行き交う武将達が東海道は草津宿で武具を買い求めたとする記録が残されています。
また鞭は、自らの命をあずけ乗馬した馬を制御するために必要不可欠な武具であるのと同時に、軍隊の進む先を指し示し、士気を高める象徴的な役割があったことからも、武運必勝・神恩加護を願い、鞭(むち)の字が神社に用いられたことは容易に想像することが出来ます。
鞭崎神社は悠久の御代、数々の祈りの誠が捧げられてきた特別な神社(勅願の宮)です。
この度、ご縁を頂き貴重な鞭をご奉納賜りましたので広く皆様に展示披露し、今後も更なるご活躍と馬の調教に携わる皆様の安全を心よりお祈り申し上げます。
境内の桜

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