・拝殿に上がる時に石段を登りますが、その1段が高くて子どもや高齢者が苦労し又、手すりが無いので危険です。
特に、初宮詣りで稚児を抱いたお母さんや叔母様が、着物の裾が引っ掛かりこの時も大変危険です。
これを知った氏子様が、段を低くし、手すりを付けて頂きました。これで子供から高齢者まで安全に拝殿に上がれます。
・拝殿で神事を行いますが、正面両側に五色の布を垂らして神剣、神鏡、勾玉を吊るした「真榊(まさかき)」が古くなっているので、ガラス戸を奉納して頂いた氏子様が一対を新調奉納して頂きました。

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拝殿天井に「大津絵」奉納

氏子様で大津絵が大変上手い方がおられます。昨年、年末に寅年大扇を奉納して頂いた時、今にも襲い来るかと思う迫力ある虎の大津絵を描いていただき、それを見た参拝者皆様が大変驚かれました。
大津絵は滋賀県大津市で江戸時代初期から旅人に手軽なお土産品、護符として描かれた仏画民芸品です。絵の題材は百数十種類あると言われています。
今年、描いていただいたのは拝殿の折上げ格天井に力作30枚です。そして、1枚は大津絵ではないですが、地元の「矢橋帰帆の常夜灯」絵1枚と、昔、菅原道真公が鞭崎神社に参拝された折に詠われた詩一首が書かれています。
自由に見ることが出来ます。ぜひ参拝の時にご覧ください。

鞭の奉納

鞭崎神社は八幡宮を祀り、文武必勝・除災招福・病魔退散の神として、皇室をはじめ、歴史に刻んだ数々の武将も参拝された神社です。
古く草津の湖畔一帯には立派な竹林が広がり、この竹を利用した工芸品の生産が盛んな地でありました。特に矢橋は、弓や鞍(くら)、竹根を用いた鞭(むち)、葦(よし)を利用した矢が数多く作られていて、参勤交代で行き交う武将達が東海道は草津宿で武具を買い求めたとする記録が残されています。
また鞭は、自らの命をあずけ乗馬した馬を制御するために必要不可欠な武具であるのと同時に、軍隊の進む先を指し示し、士気を高める象徴的な役割があったことからも、武運必勝・神恩加護を願い、鞭(むち)の字が神社に用いられたことは容易に想像することが出来ます。
鞭崎神社は悠久の御代、数々の祈りの誠が捧げられてきた特別な神社(勅願の宮)です。
この度、ご縁を頂き貴重な鞭をご奉納賜りましたので広く皆様に展示披露し、今後も更なるご活躍と馬の調教に携わる皆様の安全を心よりお祈り申し上げます。
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